#04-13. Restaurant ‘Andre’で最高のDinnerを楽しむ..(1)
前回も述べたのだが、Singaporeに訪問した際はゼッタイに訪れて欲しいと思うレストラン..
それがここAndre…
それなりに国外逃亡を企て、現地で美味しいとされるレストランには必ず訪問する俺だが、ここまで衝動に駆られるトコロは何年ぶりだろうか..
本当に美味しい.. というよりは、本当に素晴らしい!という言葉が相応しいと思えるレストランに久しぶりに出会えた。
そもそもここAndreは、ブログリンクさせて頂いている「漢(オトコ)の粋」のブロガーKyahさんにオススメの..ということで紹介してもらい知ったことが始まり..
誰もがそうだと思うのだが、俺の場合旅行先が初めて訪問する国の場合はまず本屋に行く。
そして、そこにおいてある旅行雑誌をすべて買い占める。(笑)
ど~でもイイことなんだが、支払いはモチロンAmexカードで。(笑)
下らんネタは置いといて、それと並行してAmex Life Style Serviceにお願いし、オススメレストランとヘリチャーター等を含めたリストアップをお願いする。
こういうリサーチ的なことも24時間いつでもConciergeにおねがいできるのはPlatinum Cardのよさとも言えるだろう..
リストアップの基準は、Michelinを含め受賞歴のあるレストランを優先順位の高い検索基準としてもらう。
モチロン、自分自身でもネットを活用し、ブログを中心とした情報収集を徹底的に行う。
最近はFBも多く活用させてもらっているよ..
本当に便利な世の中になったもんだ。
そういや、Amexから受け取ったリストにはAndreはなかったな..
オイオイ、ここをリストに加えんでどうすんの?
絶対にここ加えといた方がえぇよ。
例えば、香港ではMichelin☆☆☆の龍景軒に行ったが、確実にコッチの方が美味しいと思うゾ。
俺は龍景軒は景色を抜けば☆1つだと正直思うんで、まぁ当然の評価だろう。
悔しいが、大のお気に入りのAMBERでさえ上回ってしまったよ。
それだけのrestaurantだと思って欲しい。
というわけで、ConciergeのTa○○○○さんヨロシクだ。
皆絶対にここは満足してくれると思うゾ。
そして、Kyahさん.. 本当にありがとう!
お陰でよい経験が出来ました。m(__)m
この思いを他の多くの人にガッツリと伝えたいので、Andreの記事はいつもより丁寧にていねいに情報満載でお届けしたいと思っている。
レストランの建物の写真を撮り忘れてしまったのでupできないのが残念で仕方がないのだが、実は建物はかなりわかりづらい場所にある。
Marina Bay SandsからTaxiで15分程度の距離のチャイナタウンの一角..
HotelのConciergeにタクシードライバー用としてMapをプリントアウトしてもらい、その上で向かったのだが入り組んだ路地を複雑に行き交いやっと到着したというのが実際のトコロ。
Mapだけだったら可能な限り詳しく書かれたものがいい、まぁ近くまで行って誰かに聞くっていうのもかなり有効な手段なんだが、あえて目印を挙げるとするならば「New Majestic Hotel」の隣りといえば間違いないだろう。
Andreの看板は確か出ていなかったように思う..
白い細長の建物だ。
今回私が予約した時間は19:00..
19時チョット前に到着したが、ほぼ同時刻か既に居たが気づかなかったのかわからないが、女性が出迎えてくれている。
彼女はレセプショニスト.. 私を名前で呼びかけてくれた。
そして、私を店内に案内してくれる..
私はこの日の客1人目のようで、エレベーターを使って席まで移動するのだが(まだ準備をしているスタッフも居て)すれ違うスタッフ全員が笑顔で声をかけてくれる。
たぶん7~8人は挨拶してくれただろうな..
えらく手厚い歓迎だった。(笑)
そして、そこには日本人スタッフのKen Hasegawaが。
Ken Hasegawaは、Restaurant Andreにおいてソムリエという立場で広く活躍しているようだ。
雰囲気というか私とは違って「品」のある空気をまとっていた。(笑)
ひと言ふた言から会話が始まり、少しずつではあるがAndreが2010年10月にopenしたということ..
シェフ・アンドレの紹介などいくつかのエピソードを聞かせてくれた。
会話が弾み暫く時がそのまま流れ、やっと料理が始まりをみせる。
「まずお飲み物は何にしますか?」と私に問いかけるのだが、お決まりの「私は下戸で..」という話となり、結果私好みのワインを(長谷川さんが)チョイスしてくれるらしく、そのオススメの1杯だけ頂くことになった。
このときに頂いたWineがこちら。(↓)
今回私の好みとしてchoiceしてくれたワインは「Coteaux Champenois Ambonnay Rouge V.V. 2008 Egly Ouriet」..
ビオのシャンパーニュの第一人者エグリウーリエが極少量のみ生産する赤ワイン。
日本に帰ってきて知ったんだが、Pinot-Noir(ピノ・ノワール)100%というから嬉しくなってくる。
私がKen Hasegawaに伝えたワインの嗜好はざっくりと以下の通り..
・肉料理魚料理を問わず、基本的に赤の方が好き
・果実香が濃厚で「とても」という副詞が付け加えられるほど甘~いものが大好き
・甘さでいうとポートワイン系(の強い甘みをもつもの)を好んで飲んでいる
ワインを去年くらいから意識して飲み始めているのだが、(ありきたりのお決まりの文句と言われてしまったらおしまいなんだが)このような感じで私の好みを伝えてみたわけだ。
そこで、今回Coteaux Champenois Ambonnay Rouge V.V. 2008 Egly Ourietってわけです。
Ken Hasegawaは、「このワインの特徴はしっかりと凝縮したBerry系の香りに樽の香りが絶妙にマッチし、複雑且つエレガントな味わいを持った素晴らしいワイン」だと..
wineド素人の私には多分何を出されてもそのよさはKen Hasegawaの何十分の1、いや何百分の1すら理解できないと思うのだが、この1杯のワインを深く堪能させて頂いた。
確かに自信を持ってオススメする1杯だった。
m(__)m
長谷川さんについて少し触れると、彼は大学でフランス語を学び、ソムリエとワインのバイヤーの道を追求し現在に至るようだ。
語学力を活かし、その道を究めてきたワインのスペシャリスト..
色々と現在に至るまでのオハナシを聞かせて頂きながら、心地よい空気が漂う中でコースは始まる。
そうそう、これも日本に帰ってきてから知ったことなんだが、Andreは2010年10月の開業以来たった半年で「世界のベストレストラン100」に選ばれた素晴らしいレストラン。
この他にもNew York Timesの「そこに行くだけの為に飛行機に乗る価値のある世界の10のレストラン」に選ばれたこともあるそうだ。
確かにその受賞には100%賛同できるよ。
Andreで夕食をとるために飛行機に乗る価値はアリだ。
更に、「アジアのヤングシェフ・トップ10」やルレ・エ・シャトーの「世界のマスターシェフ・ベスト150」にも選ばれている。
今まで味わったフレンチの中では文句なく、間違いなくNo,1のスゴ腕シェフということだ。
ハナシはスコシ飛ぶが、丁度よAmexからの情報誌membership infomation…にタイムリーな内容が掲載されていたな..
その中身とは、2012年9月30日迄の日本(成田/羽田)出発分に限定されるんだが、往復約49万でSingapore AirLineのチケットを購入するとクラスがFirst ClassもしくはSuite Classに必ずアップグレードされるというものだ。
Singapore AirLineのSuiteは絶対に乗りたい(利用したい)クラスの1つなので、絶好の機会だし、とてもオイシイ企画といえる。
9月のヨーロッパ旅行がなければ絶対に購入してるよな~、マジアリだよこのプランは特にね..
それだけに惜しい!
ハナシはRestaurantの肩書きや賞(受賞歴)にコロっと踊らされてしまう単純なワタシ..
この話(ニューヨークタイムズの賞のコト)を後で知って、「なるほど..」と深く納得し、「その受賞に一切の偽りなし」と断言できてしまうほどのレストランだったわけだ。
スコシ横道に踏み込むが、シェフは台湾出身の「Andre Chiang(アンドレ・チャン)」。
母が日本で経営する中華料理店を手伝うため、13歳で台湾を離れる。
間違っているかもしれないが、長谷川さんは確か「幼き頃のAndreは半年ほどで料理として学ぶべき方向は中華料理ではない..」と感じ、「料理の鉄人」を見て坂井シェフに憧れ、坂井シェフの店(La Rochelle)で見習いを始めたのがフレンチの道に入ったきっかけと言っていたように思う。
ここからは、日本に戻り長谷川さんに教えてもらったんだが..
その後、幼きAndreは15歳で単身フランスに渡り、モンペリエのJardin des Sens(ジャルダン・デ・サンス) にてジャック&ローラン・プルセル兄弟の薫陶(くんとう)を受ける。
7年間モンペリエで過ごし、Chef de Cuisineに就任..
その後モンペリエを離れ、Michel Troisgros(ミッシェル・トロワグロ), Pierre Gagnaire(ピエール・ガニェール), Pascal Barbot(パスカル・バルボ) のもとで修行..
特にAstrance(アストランス)のPascal Barbot から強い影響を受けたそうです。
2008年にシンガポール、スイスホテル ザ・スタンフォードのメインダイニングJaanのシェフに着任し、めきめきと頭角を現し世界から注目されるほどに..
レストランAndreとは、こういった素晴らしいお店のようです。
訪問して、料理を直接自分自身の舌で驚き、そして帰国後も(ブログの為に情報収集するわけですが)そこでもびっくりという驚きと感動の絶えないレストランでした。
さて、ではいよいよコースの始まりです。
Amuse Bouche…
[Fish & Chips, Potato Bravas, Porcini Mushroom Chip, Chicken Masala]
まずは、アミューズ・ブーシュから..
木枠の中に土が入り、そこに幾つかのsnackがあります。
確か、「庭」をイメージして作られていると言ってましたね。
まぁ、見ての通り誰でもわかることだと思いますけど (;^_^A
色合いもモチロンそうですが、すべての料理が奥行きのある3Dで表現された作品なんです。
1つ1つを美味しく味わえるのですが、この土の部分はなんとチョコ..
チップスなどを食べた後、この土のようなチョコまで美味しく頂けたのには本当に驚きです。
奥に配置されていて見にくかったので、おまけでもう1枚写真を添えさせて頂きました。
1品1品が繊細で、文句なしの美味しさだった。
さて、次の1品に進みましょう!
Caramelized Olive…
爪楊枝にささったものはオリーブですね。
オリーブオイルがお皿に注がれており、2口で終わってしまい「もっとほし~」と感じてしまうのですが、次を大きく期待させるという意味でも楽しませてくれた1品です。(笑)
上の写真では、ちょっとわからないですよね。
(;^_^A
拡大したもので紹介しますと..
ここAndreは、今までに経験したことのないレベルで「視覚」「味覚」「嗅覚」を刺激してくるのです。
ぐいぐいAndre worldに引き込まれていくところが、ほんとスゴイです。
さぁ、この時点で料理は始まりのはじまりです。
ここからはこの記事以上に楽しんで頂けるものと確信しています。
最後にもう1つ料理から離れて紹介をさせて頂きますと..
今回、私が案内されたのは窓際の1席でした。
料理ばかり写真を撮ってしまい、肝心の長谷川さんや店内の写真を撮り忘れてしまったのが今となって残念に思います。
また、来年も行きますから、その時はシェフAndreとも是非お話させて下さい。
冒頭に述べたようにここはチャイナタウンの一角..
窓から見える外の景色もなかなか面白いものでした。
写真中央の車が止まっているところは、金持ちが行くクラブ?ディスコ?らしく.. 認め見れば誰でも一瞬でわかる高級車ばかりが横付けされます。
いまSingaporeはディスコブームらしく、日本では絶滅危惧種に位置づけされているボディコンたるもんもいやいやガッツリとここに存在していました。(笑)
でも、マジで綺麗な女性ばかりが店に出入りしていて、ソッチにもちょっと興味深々デス。(笑)
先日買ったArmaniのジャケットを着て、次回潜入取材もえぇかもしれんな。(笑)
まぁ、虎の衣を借る狐に扮したとしても、すぐに化けの皮がはがれてしまうやもしれんな。
でもよ、Amexのカードの色が黒に変わっていたとすれば多少は誤魔化せるかもしれんけどな..(笑)
さて、今日はレストランの受賞経歴やシェフの経歴など、ちょっと料理から離れたオハナシが続いてしまったので、今日はこの辺でオシマイにするとしよう。
嬉しいことか悲しいことかお盆休み返上でほぼ毎日オフィスにくることになりそうなので、合間を見つけリフレッシュを兼ね、記事を仕上げていこうかと思う。
こうしてAndreの記事をupできることに正直シアワセを感じるよ。
Andre, そしてKen Hasegawa.. ほんとうにありがとう!
読者の皆さんは次回以降の記事を楽しみにして頂けるとうれしいゾ。
では、今宵もぐんない!
( ̄^ ̄)ゞ