#02-10. Landmark Mandarin Oriental ‘AMBER’でミシュラン2ツ星の味を堪能する(1)…
[AMBER, The Double stars Restaurant with the Michelin Guide]
香港に2店しかないミシュラン星獲得レストランの1つ’AMBER’の紹介をする時がやってきた。
AMBERでは期待以上の素晴らしい料理を堪能できたわけで、やっとこの日が訪れてくれたと嬉しい気持ちで一杯だ。
ここAMBERで今回頂くコースは毎度の”シェフのお任せ料理(8コース)”。
レストランにもよるのだが、まあ、大体2~3万円/person(アルコール含めず)程度の金額で”シェフのお任せ料理”を楽しめる。
しかし、今回は星獲得レストランにもかかわらず、シェフのオススメコースですら2万円を切っていたことには驚いた。
まして、この超円高時だったら19000円程度で楽しめることになる。
本当に信じられないハナシだ。
Dubaiで滞在のBurj Al Arab, AL Maharaでは、ワインやプライベートブランドキャビアを含めると5万円~/personが標準かもしれないので注意が必要だが、味はなかなかのもので、高い満足感が得られたのは言うまでもない。
まあ、バージュはちょっと特殊かと思うが、やはり料理の味を比較をしながら楽しむ上で、価格帯もちゃんと揃えていかないと不公平になるからな。
私個人の超厳しい基準であったとしても、ここAMBERはさらっと90点を越えてきたので正直凄いことだ。
北海道の’あかん鶴雅別荘鄙の座’以来だな、90点超えは。
まあ、世の中は広い故、もっと素晴らしい料理を楽しめるようなところもあるのだろうが、私は超お気に入りリストにここAMBERを加え、また違う季節にでも来て、楽しませてもらいたいと考えている。(笑)
そこそこ色々なレストラン/料亭で楽しませてもらったワタシの舌だが、90点越えはわずか4つ。
一応、私が絶対の太鼓判を押している京都のとあるお店を100点のmaxとさせてもらっている。
そこでは、ある程度の金額を目安にしてもらっているが、ご存知の通りその時々食材には’旬’というものがある。
軸となるものは大きくブレがないが、見事なまでに’旬’を迎えた食材を豊富に取り入れている。
また、その食材を料理する腕がスバラシイ。
各コースというか料理は少量の’食べきり’タイプで、品数が多い。
故に、最近では金額も中身もすべてお任せで、当日その場に行って初めてわかるという具合だ。
このようなコトまで対応してくれるのは嬉しい限りだ。
香港でいえば、ミシュラン星獲得レストランは2つだが、京都のそのお店は明らかにそれを凌ぐ。
もう5年近くそのお店に通っているのだろうか…
未だに底が見えない料理長の腕にマジで脱帽だ。(笑)
ハナシは大分ずれてしまっているが、悲しいことに80点台頭から90点台頭(84~93点)は実は1つもない。
それだけ上位4つのレストランは群を抜け、明らかに秀でているというわけだ。
そういう意味で、今回の記事で90点を越えたAMBERというレストランとその料理を紹介できるということは、私にとって嬉しい限りだと思っている。
日本においてミシュランガイドが注目を集めるようになってから星獲得レストランにちょくちょく足を運ぶようになったのだが、星2つや3つクラスになってくると評価は”味”だけではなくなっているようだ。
まあ、確かにその考え方は間違いではないのだが、店のつくり(豪華さや豪華でなくともどれだけ高い機能性を持ちあわせているか)も評価に大きく影響を与えているように思う。
その場所(店)が歴史上どのような意味を持っているのか、その国・都市の文化を色濃く受け継いでいるか。
京都の星獲得の料亭で言うと、日本庭園や器、部屋や掛け軸など料理として舌で感じるものだけでなく、脳髄で感じ取る要素もかなり色濃く取り入れられている。
具体的には料理が盛られて出された器が100万を超えるだとか、床の間に飾られている掛け軸が室町時代の有名な絵師によるものだとか…
オレとしては、違うかもしらんがそんな要素もたっぷりと加わっているのでは…と考えている。
ただ私の基準は舌でどれだけ楽しめるか、オレの脳髄がどれだけ喜び、感動するかのみで決められている。
資金力の勝負ではなく、純粋に料理長の”腕”で競われているという意味では公平に思う。
ハナシはAMBERに戻るが、今回実はもうひとつめちゃくちゃ嬉しいコトがあった。
ワタシの我侭をお馴染みのMs. TakahashiがRestaurant Manager Mr. Thomasと相談してくれ快く受け入れてくれた。
どのような我侭だったというと、”(料理の写真は勿論のコト、)客の居ないときに店の写真も撮りたい!!”だ。
では、結構良い感じに撮れた写真もあったので、まずはお店の雰囲気から紹介したい。
AMBER at The Landmark Mandarin Oriental Hotel…
写真はAMBERのエントランス。
写真手前(撮影者背面)がエレベーター・レストラン受付、奥に進み左に折れるとテーブル席が広がる。
間違っている可能性も高いが、恐らくは写真正面のガラスで囲まれているところは個室ではなかろうか?
今回は特別にDinnerが始まるまだお客さんが1人も入っていない時間帯で自由にたっぷりと撮影させてもらった。
写真好きというのと、ブログで紹介したいからということで初めて訪れた私に対し、準備の時間枠を使ってここまで好意的に対応頂けたのには本当に感謝している。
ここLMOは、どうしてここまで突然の、そして無茶なリクエストに片っ端から対応してくれるのか本当に不明なのだが、総てにおいて”最高の滞在”につなげるおもてなしをあらゆるところでうけることができた。
Amexから何か情報が伝わっているのだろうか?
まあ、伝えようとしても伝えるもんなど何もないがな。(笑)
いや、ひとつだけある。
この客はワガママだということだ。(笑)
まぁ、本当に不思議だ。
ともかく上の写真のようにDinner timeには、また昼間の太陽の光を多く取り込んだ状態とは異なり、大人の雰囲気が十分楽しめる。
時間は丁度Dinner timeが始まる1時間ほど前。
私はDinnerを21時半に予約しているので、撮影後一旦引き上げることになる。
まぁ、大雑把であるがAMBERの雰囲気を伝える写真をもう数枚アップさせてもらおう。
その後はお待ちかねのコース料理の紹介だ。
この写真は、先ほどの写真で言うとイチバン奥からの写真となる。
ちと、負の意味で暗い雰囲気が出てしまったか?
まあ、キャノンのデジカメ(IXY30S)でまだ私も機能をフルに使えていないため、この辺は仕方がないのかもしれん。
できる限り露出を高め、シャッタースピードを遅くして撮影したのだが、今の私の上ではDinner最中の暗い店内で三脚も使わず頑張って撮影したがここらが限界のようだ。
ただ、店内の撮影については三脚を使わせてもらったので、そこそこよく撮れたように思う。
まぁ、これもいつものジコマンだが。(笑)
是非、実際に自分の’目’と’舌’でこの続きを楽しんでほしい。
そして、もう1枚…
私の個人的な我侭にここまで付き合って頂け、本当に有り難う!
Mr. Thomas (Restrant Manager) には、深くふかく感謝している。
必ずまた近いうちに宿泊+AMBERに行くゾ。(笑)
m(__)m
ただ、年内もしくは年明けの海外訪問リストにシンガポールが新たに加わったので、Dobai & Maldivesから帰ってきた後すぐに訪問は難しい故、どのタイミングで訪問すべきか正直悩んでいる。
シンガポール訪問の際は、サービスクオリティーの高いシンガポール航空で行くつもりだ。
Firstの選択肢もあるが少し金額を考慮し、いつものBusiness Classのタダ乗りを考えている。
だってよ、今月のAmexカードの請求が200万に届かないもののWeb明細を毎日チェックしながら冷や汗たらたらの金額だったので、今後暫くは自粛していかなければあかんのかもしれん。
もう少ししたら始まるBIG vacationでも必然的に大台は軽く超えてくるので、正直この先心配だ。
そうそうに海外ビジネスを立ち上げ、堂々と経費で渡航ができるようになりたいもんだ。
念のため言っとくが、オレはLMOの宣伝依頼を受けているわけでも、何か受け取っているわけでもないからな。(笑)
同じコトをSankara Hotel&Spa屋久島でも書いたが、(笑)
イイもんはイイ! 悪いもんは悪い!!とはっきり言いたいタチでな、実は近々悪い側面をこき下ろす記事を公開するときがありそうだ。
まあ、それがどのようなことかはまた楽しみにしていてほしい。(笑)
Dinner Time…
[本日のコースのご紹介]
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====== シェフのお任せ料理(8コース) =====
Canapes & amuse bouches
Sea urchin
in a lobster jell-O with cauliflower; caviar
crispy seaweed waffles
Tasmanian salmon
confit & smoked
avocado, horseradish & granny smith apple
Cuttlefish
seared with ‘cul noir’ lardo, hazelnut
royal palm hearts & home preserved black winter truffles
Langoustine
with langoustine custard, iberian pork floss
puree of garden peas & cevennes onion emulsion
‘David blackmore’ wagyu beef
sirloin ms 9+; oven roasted, puree of 24-hour caramelized shallots
‘cocote’ of braised short ribs with button mushrooms & croutons
French farmer cheeses
matured by bernard antony
Malaga wild strawberries
mascarpone semi freddo
liquor ‘fraise des bois’ tipsy cake
Abinao 85% chocolate
souffle with brown rum anglaise & cacao sorbet
Petit fours
coffee / tea / infusions
plus “AMBER BOX”
[menu by paul froggatt & Richard ekkebus]
[Wine pairing by head sommelier herve pennequin]
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では、素晴らしいミシュラン2つ星のコース料理をお楽しみあれ…
まずは、お決まりの…
香ばしい香り漂う、とても美味しそうなものを選ぶことから始まった。
ワタシがどれを選んだかというと…
モチロン”全部”だ!(笑)
こんな感じでAMBERでのDinnerが始まった。
いつもの如く、本題に入る前に長~い記事となってしまったので、一旦ここで区切りにしよう。(笑)
続く…
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